オープンナガヤ大阪2018、ご来店ありがとうございました。
2018年 11月 12日

2日間ともとてもいいお天気で、普段は屋根裏に眠っている古道具たちを
日の当たる軒先へ並べて蚤の市をしました。
長屋巡りを楽しんでおられたイベント参加者の方々はもちろん、
「よく前を通るけれどいつも閉まっていて気になっていた」というご近所の方々にも
中を覗いていただいてお話ししたりしてちょっと怪しげなこの長屋を
少しでも知ってもらうことができよい機会になりました。
それから子供の頃にこの辺りに暮らしていたという方が訪ねて下さり、
当時の様子を伺ったり、古い写真を見せていただくことができました。
白黒の写真にはまだ舗装されていない道にリズミカルに三軒連なった長屋が。
一世紀近くこの場所で時代を生きのびてきた長屋に思いを馳せたひとときでもありました。

今年の暖簾にはなんか付いてるなーと思ったら...
他の会場の暖簾には付いてないみたい。
なんとここだけスペシャルバージョン暖簾とのことで
大当たりでした!
ありがとうございます。
イベント当日は他の長屋を見に行ったりすることはもちろんできないのですが
長屋巡りの方々を通してイベントの様子を知るのも
それはそれで面白かったりします。
今年は長屋の古い建具や部屋からの庭の眺めが好きだというお話や
今の住まいをどうにか暮らしよく豊かにしたいというお話もありました。
身のまわりを取り巻く素材は、木に見せて木でないものや
紙や漆喰に見えて呼吸しない素材などではなく
木そのものであったり、心地よいものであってほしいと思っています。
長屋巡りがきっかけで今の住まいや暮らしを振り返る機会になったとすれば
それもとてもすばらしいことだと思います。
わたしたちも確実にオープンナガヤが
今の住まいを見直す機会になっています。
今注目しているのは窓。
窓を工夫することで長屋の新たな可能性を発掘できればと思います。
それが来年までの課題です。

また来年よろしくお願いします。